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「おもてなし」は、誰かを思ってすること。

公開日: : 最終更新日:2014/12/16 日記

前回のブログ(料理を食べて幸せを感じる、その体験をデザインするのが“料理人”。)からかなり期間が空いてしまったけど…結局前回書いたことは、「料理人はただ料理を作っているだけではなく、おもてなしをしているんだ」ということだった気がする。

それは何度も書いている通り、僕がただ料理を作りたいのではなく、料理で人を喜ばせたい・おもてなしをしたいと思っているからだと思う。

 

「おもてなし」については、中学生ぐらいから考えてきたかな…

僕の頭の中にある、「おもてなし」に関することをここにまとめておこうと思う。

調べて知ったことと、僕がおもてなしをして考え感じたことと合わせて。

 

 

おもてなしは「お持て成し」、「表無し」

そもそも、「おもてなし」の語源って何?

主に以下の二つだと言われている。

 

1.『もてなす』の丁寧語

『もてなす』は漢字で書くと、『持て成す』。

つまり、モノを持って成し遂げるということ。それは、目に見える物体と目に見えない事象の両方。

 

だれでも「お持て成し」は出来る、でもそれぞれ何を持って成すかは様々。

僕は、料理を持って人を幸せにしたい

 

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2.表無し

つまり、表裏がない心で何かをするということ。

見える所だけ取り繕って、内面では何を思っているか分からないというのは、おもてなしではない。

 

サービスとおもてなしの違い

良く似た言葉で、「サービス」があるけど、「おもてなし」とはどう違うんだろう?

 

サービスの語源となるラテン語には、「奴隷」や「召使い」の意味がある。

そこから、主従関係が「サービス」という言葉には含まれる

(ちなみにテニスの「サービス」は…
その昔、テニスは貴族のスポーツ。コート外に飛んで行ったボールを、貴族は拾いに行くことは無い。
全部召使が取りに行って、コートの貴族にボールを渡す。それが語源なんだとか)

 

全ての行為を、明確に「サービス」と「おもてなし」に分けることは難しいけれど、一応のところ

「サービス」とは相手が気づく前提でやるもの。そしてそれに対して対価(チップだったり)が支払われる。

「おもてなし」は、ホスピタリティの精神で見返りを求めないもの。

と定義されていることが多い。

 

「おもてなし」の「見返りを求めない」という心、おもてなしの二つ目の語源である「表無し」の話に通じると思う。

 

別の言い方をすれば、

「サービス」は、マニュアルで規定された、毎度決まった行為。

「おもてなし」は、マニュアルで規定されていなくても、その人を思って行う想定外の行為。

と言えると思う。

 

 

思ってなす

色んなことを書いてきたけど、「おもてなし」って何ですか?と聞かれたら、僕はこう答えるかな。

「誰かを思ってすること」と。

「おもてなし」は、「思って成す」(自論)。

 

「おもてなし」で重要なのは想像力。

目の前の人が、今何を考え、どんなことを思って、何をしてほしいのか。

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(何でこんなところに傘があるんだろう…さてこれをどうやって、持ち主のところまで返してあげようか。)

 

時には、その人が自分で自覚していない潜在的なことも、想像して先回りしてする。

想像力が重要だということに、僕は大学時代に「聞くこと」について研究する中で気付かされた。

 

僕はこの点で、母親の子供に対する「おもてなし」に勝るものは無いと思う。

母親の子供を思う気持ちは強い(ここで父親と書けないのは、ステレオタイプ?定型文に無いから?母親の様な父親になりたいです笑)。

言葉を話さず、ただ泣くだけの赤ちゃんの意図を汲みとって行う。その行為こそ、「おもてなし」の鏡だと思う。

 

「おもてなし」をするにあたって…

「おもてなし」をするためには、目の前にいる人(もしかしたら、今から目の前に現れる人)の気持ちに想いを巡らせなければならない。

それには一番に、自分の心に余裕がなければならないと思う。

 

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健康であること、私生活が充実していること、もしくはしっかりと気持ちの切り替えができること、色んなものを受け入れる心の広さなどが必要だろう。

これらを得るために、「修行の厳しさ」が必要な気がする。

「修行」を乗り越えることで、自分の心や体を知り、そのキャパシティーを広げる。

 

そんな気持ちで、修行を頑張っていこうと思う。

 

 

 

 

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