*

僕の考える料亭は、若い人にも来て欲しい場所。

公開日: : 日記

7月に入り、もう今年の半分が終わった…
梅雨まっただ中の京都は湿度が高く、蒸し暑い京都らしい夏が訪れている。

 

IMG_5940

 

さて今日は、ずっと温めていたことを書いてみようかな。

「大義」の話。

 

「もっとたくさんの人に、特に若者に日本文化を伝えたい」。

大義とは「なぜその職業を、世の中で行っていいのか」ということ。

企業理念とはまた違って、企業の存在意義のようなもの。

 

僕の大義は、「もっとたくさんの人に、特に若者に日本文化を伝える」ということ。

僕が思う料理人とかおもてなしに関しては、以前のブログ(料理を食べて幸せを感じる、その体験をデザインするのが“料理人”。)でも書いた通り。

調理して料理を出すだけではなく、料理を盛る器やお店内の装飾・作りなどの目に見えるもの、お店の雰囲気など目に見えないものまですべてに気を使うおもてなし、それをするのが”料理人”。

そして、それを体験することが出来るのが料亭。

 

料亭では、様々な日本文化に触れることができる。

食材や料理からだけではなくて、お店のお花やお軸、器からも日本特有の季節感を感じる。

そして、おもてなしという日本文化を感じる。

だから料亭に行くというのは、日本文化の様々な要素を学ぶことに繋がる。

 

IMG_2955

(僕が人生で初めて生けた花)

でも実際に料亭に来ているのは40代?50代?もっとご年配の方々ばかり。

日本文化に触れて体験する、学ぶということに関して言えば、その歳からでは遅すぎる。

もっと若い世代にも料亭に来て欲しい!というのは、僕が中学生ぐらいの時からずっと思って言ってきたこと。

 

なぜ若い人は料亭に来ないのだろう。

いろいろと理由が思い浮かぶけれど、ざっくり言うと「敷居が高い。料金が高い」てことじゃないかな?

では実際には、いくらあれば料亭で会席料理を食べることが出来るのか。

 

お昼であれば、手軽に料亭で食べられる!

最近ではお昼にランチをしている料亭も多く、リーズナブルなお値段のところもたくさんある。

うちのお店は、お昼はカウンター席だと3100円から(税込み、サービス料無し。2015年7月現在)。

別に丼とかにすればもっと安くもできるけれど、日本文化(会席料理)に触れるという意味ではその形態を保てるギリギリの値段。

 

むしろ、しっかり会席料理のコースの形でお出しするので、労働量の割に合わない…なんていうのは内緒の話(笑)

まあ、僕にとってはそんなこと、関係ないんだけど。

 

若い内に一度、料亭デビューしよう!

僕が大学生だった時の経験を活かして、考えたコース。

大学生でも飲み会で飲み放題にしたら3000円弱使うんだから、2980円(消費税増税前はこのお値段でした…)だったら無理ではない金額でしょ!と思って。
つまり、大学生にも来て欲しいから作った(後輩のための)コース。

 

なんか敷居が高いな、マナーとか難しそうだな…と思う人も大丈夫。

何なら、初めての料亭デビューはうちの店で。

お客様に恥を欠かせないのが、おもてなしだと思っているから。

うわ、若い人来たけど大丈夫?まだ早いんじゃないの?なんて思う人はいないから。

 

「祖父の後を継いで料理人になります」とか、「京都で料理をしています」とか言うと、大概の人は「行きたい、今度行きます」と言って下さる。

それはとても嬉しい言葉。

僕が一番残念で聞きたくないのは、「将来お金持ちになったら行きます!」という言葉。

お金持ちじゃなくても、料亭に触れてもらうことはできる。

これからは上記の言葉、僕の前では禁句でおねがいします(笑)

 

関連記事

ふと気付いた、体の変化

ふと指を見てみたら、昔はあった「甘皮」がなくなってる!   (なぜか、爪の写真

記事を読む

か、か、かわいい… 僕のアイドル、SMJ48(笑)

思わず、「かわいい!」と思って、ぱしゃり。   柄のがぷっくり、傘はま

記事を読む

料理を食べて幸せを感じる、その体験をデザインするのが“料理人”。

こんばんは。   将来の料理人、瞭です...これは大学生の時に、ある授業で使っ

記事を読む

「怖い」という感情が、自分を成長させる。

まだ僕が大学生だった2月ぐらいから、感じていたことがあった。 将来のことを考える時、いつも感じ

記事を読む

大切な人たちがお店に。それだけで幸せ。またがんばれる。

かなりご無沙汰しております、西岡 瞭です。 ああ、どうしたらもっとさくっとブログを書けるのだろ

記事を読む

魯山人の「身の周りの全てから学ぶ」という教え

こんばんは。 料理は季節感が重要だというのに、もはやこのブログの「日記」も「食道楽」も書く内容

記事を読む

「食材を活かす」とは、その食材を「らしい」かたちにする作業。

蕨(わらび)。 とりあえず漢字がかっこいい。 春の山菜で、2から3月にかけて器の絵付けや、お

記事を読む

料理人は「気を使う」仕事。

昨日が梅雨明けだった京都。 梅雨のまっただ中、カラッと晴れた日の夕方に見られた青色の世界。

記事を読む

「目の付けどころをシャープに」という話。

ずっと前から考えていたことだけど、昨日思うことがあったので「見る」ということについて、書いてみようと

記事を読む

若くして自分の店を持つ人に共通する、3つこと。

大学を卒業して、京都に戻ってきてから一年と半年。 色んなお店に食べに行って、沢山のことを学ばせ

記事を読む

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

「食材を活かす」とは、その食材を「らしい」かたちにする作業。

蕨(わらび)。 とりあえず漢字がかっこいい。 春の山菜で、2か

生き物をあつかう。だから趣深い。

きゅっとまん丸く、真っ白な蕾がまるで白玉のようだから白玉椿。 その見

ひな祭りのおもてなし

今日は雛祭り。 僕の大切なお雛様方をお迎えするにあたり、この方の

若くして自分の店を持つ人に共通する、3つこと。

大学を卒業して、京都に戻ってきてから一年と半年。 色んなお店に食

秋を想う

ここのところ晴れの日が続き、日中はむしろ暑い日が続いている。 かと思

→もっと見る

PAGE TOP ↑