大切な人たちがお店に。それだけで幸せ。またがんばれる。
公開日:
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最終更新日:2014/09/15
日記
かなりご無沙汰しております、西岡 瞭です。
ああ、どうしたらもっとさくっとブログを書けるのだろう…
ただその日にあったことを書くといるよりかは、自分の頭の中を整理することに重きをおいているから、時間がかかるのかな…
さて、以前にも僕は「自分の料理で人を喜ばせたい」ということを書いたけれども、きっと料理人には二つのタイプがいると思う。
- 料理で人を喜ばせることにやりがいを感じるタイプ
- ひたすら技術を磨き、調理をすることそのものに、やりがいを感じるタイプ
料理人はどちらの要素も持っていると思うのだけど、どっちの方がより強いかと言った方が正しいのかな?
僕は、特に前者にやりがいを感じる。
もちろん最高の食材(鮮度が良いとか、良く脂が乗った魚。どう調理しても美味しくなるだろ!っていう食材、珍しい食材など)を見つけた時には、わくわくして幸せを感じる。
どう調理しようか、より美味しくしようかということに燃える時もある。
でもやっぱり、お客様の喜ぶ顔を見た時が一番幸せ。
7月の3連休は、幸いにもたくさんのご予約を頂いた。
和食は、仕込みにとても時間がかかる(他の国の料理は詳しくないので、あくまでイメージだけど)。
味をしみ込ませるために、数日前から食材を地(味を付けた出汁)に浸けるなんてことも。
何日間にも渡って、ご予約のお客様のために仕込みをしていた。
この仕込みの時間が、個人的には辛い。この時間が、まさに修行って感じ(笑)
ご予約の人数が多ければ多いほど、同じ作業を長い時間続けて行う。
ひたすらに、黙々と。
お客様がお店におられるたった1,2時間のために、何日間も何十時間もかけて準備をする。
でもお座敷のお客様の場合、お客様の顔を見ることが出来るのはお出迎えか、お見送りの一瞬だけ。
その一瞬に見る、お客様の笑顔のために、それを想像して仕込みをする…のは正直難しい。
それは、僕の修行が足りてないからなのかな。
もちろん全力で仕込みはするけれど、それが心のこもらないただの「作業」になってしまいそうで怖い。
そんな中、大学の先輩がお店に食べに来て下さった。
ああ、やっぱりカウンター越しに話をしながら、様子を見ながら料理をするのは楽しい。
とっても元気をもらったし、仕込みをがんばろう!と気合が入った。
自分の料理で人を喜ばせたい…まずは身近な人から。
嬉しいことに、先週はほぼ毎日のように先輩・後輩、または紹介で来て下さった方など大切な人たちが食べに来て下さった。
まだまだ僕が出来ることは少ないけれど、目の前でおもてなしが出来るのは幸せ。
今月16日(土)は、五山の送り火。
その日は、一年で一番、二番を争う忙しい日。
その日に向けて、既に仕込みが始まっている。
先週もらった幸せを糧に、残り数日間追い込む。
瞭
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