自分の料理で、人を幸せにする第一歩。
こんばんは。
日中は、ずいぶん熱くなってきましたね…今日から夏用の白衣に変えた、西岡 瞭です!
先日、のどぐろを一匹丸々買って、調理してみましたというブログを書いたのだけど、またまた魚を一匹買ってみた(それが先週の24日土曜日の話。ブログに書くのが遅れすぎw)。
本当にいつも僕のことを気に掛けて、良くして下さる市場のおばちゃんに、「りょうちゃん、安くしておいてあげるから、この中で一番良いと思う魚を自分で選んで、勉強してみ」と言って頂いたのがきっかけ。
それで買ったのが、この魚。
さて、何ていう魚でしょうか!?
答えは、「アマダイ(甘鯛、尼鯛)」。
漢字の通りその由来は、味に甘みがあるからとか、顔がほおかぶりをした尼僧に似ているからとか。
(既に背割されていて、少し顔が変…ごめんなさい)
各地で呼び名が違うみたいだけど、京都では「ぐじ」。
京料理には欠かせない、昔から用いられている高級魚。
4匹いたぐじの中で、自分が最も良いと思うものを選んでみた。
結果、0.8キログラムある大物(汗)
ということで、色んな方法で一匹を食べてみることに。
ぐじは水気が多いので、お刺身にするにしてもとりあえず塩を振って一晩寝かす。
「一汐(ひとしお)ぐじ」なんて言葉があるほど。
初めて一人で、ひと塩してみる。
次の日、半身は糸作り(刺身の切り方の一つ。糸状に細く切る)に、もう半身は皮付きで唐揚げに。
更に頭や中骨は、潮汁(うしおじる)にすることにした。
余すことなく、全部頂ける!しかも、3種類も料理を練習できる!なんて素敵な。
それでできたのが、これ。
ぐじの糸作り、ポン酢で。
誰にも見てもらわずに、一人でやってみたひと塩だったけど、塩加減は良い感じ!
確かに糸作りでは、身が甘く感じられた。
ぐじの唐揚げ。
(唐揚げ、揚げるのは母親に任せましたw)
皮はぱりっと、美味しく頂けた!最高。
皮は、立たせるのと自然な寝かせたままとはお好みで。
(焼く時もそうだけど、揚げる時も揚げ方でどちらにでも出来る)
ぐじの潮汁。
潮汁といえば、鯛の頭でやるのが定番(ちなみに、甘鯛は”鯛”と付いているけど、鯛の仲間ではないです。すずきの仲間)。
炊くときに取ったけれども、結構油が浮いてしまってちょっと上品さにかける!?
鯛だったら、こんなに油は出ないのだけど。
これも全部一人でやってみたけど、臭みもなく良い感じ。
でも、お出汁の塩加減がやっぱり難しいな。
お吸い物が、一番味が繊細で難しいと思う。
どれも、お酒に合って、少し飲み過ぎてしまった…(笑)
食べ終わったら、すぐに寝てしまって、あまり記憶がないw
正直今まで一度も、売れる料理人になって儲けたい、ビッグになってやろうと思ったことがない。
細く、小さくても良いから身の回りの人を幸せにしたい、せめて僕の知っている人たちだけでも、僕の料理で幸せにしたいと思ってきた。
その始めとして、まずは一番近い家族を料理で幸せにしたいな。
大きなぐじだったから、全部3人前ずつ作れた。
少しでも幸せに出来たのなら嬉しいな。
瞭
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Comment
日本に帰国したら瞭くんの料理食べにいきます!
コメントありがとうございます!
ぜひぜひ、お待ちしております。
お久しぶりですね…お会い出来るのが楽しみです。
ぜひ、お越しの際はご連絡下さいませ!